セブン銀行は借り換え向き!?借り換えの賢い選び方を徹底検証!
借り換えのローンを利用して借金返済の負担を少しでも軽くしている方って多いと思います。
借り換えを利用する目的は、なによりも毎月の返済負担をできるだけ軽くしつつ、返済総額もできるだけ圧縮する点にあると言って間違いないでしょう。
そこで今回のレビューでは、少しでも借金返済の負担を軽くしたい方に向けて、借り換えローンの賢い選び方や利用方法に関して徹底的に検証してみます。
加えて、具体的にセブン銀行カードローンで借り換えするメリットやデメリットにも触れてみたいと思います。
「賢い借り換え選び」で注意したいポイント
「今利用しているカードローンをどこかに借り換えたい!」と考えている人ってとても多いと思います。
「現在のカードローンから借り換えたい」といった場合の目的は、今のカードローンよりもメリットがあるから乗り換えるということになるでしょう。
だってわざわざ条件の悪いカードローンに借り換える人っていないからです。
そこで借り換えする場合のポイントはなにになるのでしょうか?賢い借り換えをするならどんな点に留意する必要があるのでしょうか?
まずはそんな観点を明らかにしてみたいと思います。
「おまとめ」か?「借り換え」か?両者の違いを知るのが先決!
賢い借り換えのローン選びにおいて、なによりもまず確認しておくことは、「おまとめローン」と「借り換えローン」との違いです。
今日では、おまとめも借り換えも同じ趣旨のローン、目的のローンとして混同して考えられている傾向が強いと言えます。
そして、おまとめも借り換えも同じローンとして扱っても問題ないケースも実は少なくありません。
それは「おまとめローン」でも「借り換えローン」でも、どちらのローンの場合でも今利用しているカードローンよりもより条件の良いカードローンに乗り換えるとともに、現在の返済負担を少しでも軽くできる目的で利用するローンとなるからです。
が、賢く借り換えのローンを利用したいのなら、やはり「おまとめローン」と「借り換えローン」との利用目的をしっかり区別することが必要だと思います。
なぜなら、借り換えのローンでしか追求できない利用目的をしっかり理解することが賢い借り換えローン選びの第一歩になると言ってよいからです。
「借り換え」の方が自由度高くメリット大きい
借り換えのローンのいちばんの利用目的は“金利を低くする”ことです。
つまり、現在のカードローンより金利の低いカードローンに借り換えることで金利メリットを享受するとともに、利息の負担を減らすことが主目的となります。
一方、「おまとめローン」の利用目的は、複数社からのカードローンの借り入れをおまとめして一本化しつつ金利も低くして返済負担を軽くすることとなります。
以上のことから、おまとめも借り換えも“低金利のカードローンに乗り換える”との意味合いでは同じ利用目的となります。
が、借り換えが原則として“1社から1社への乗り換え”となるのに対して、おまとめの場合は“複数社から1社にまとめる”ものとなります。
おまとめローンでは「一度まとめて借り入れたら新たな借り入れはできない!」ものの、借り換えローンでは返済しながら限度額内なら自由に追加融資が可能となるのです。
以上のことから、返済負担を軽くしつつ、あくまでも返済目的のみで利用すなら「おまとめローン」がオススメとなります。
一方、より低金利のカードローンに乗り換えて金利負担を低減させながら、自由に借り入れや返済をしたいのなら「借り換えローン」の選択となります。
「借り換え」のメリット~返済圧縮がポイント!~
借り換えのローンを利用する上では、たくさんのメリットが期待できると言ってよいでしょう。
借り換えを利用することで、まず考えられるメリットは、今よりも金利の低いカードローンを利用することになるので毎月の利息が軽くなることです。
そして、毎月の利息額が減れば当然の事ながら毎月の支払額も小さくなるといったメリットが享受できます。
他方、1社から他社への乗り換えが“借り換え”の基本とはなりますが、複数社から1社にまとめる「おまとめローン」」も借り換えの一種と考えれば、これまでバラバラに返済してきた手間が1社のみの返済になることで返済の管理がし易くなるメリットがあります。
加えて、複数社をバラバラに返済していた時は各社ごとに返済手数料がかかっていたものが1社に借り換えておまとめできれば返済手数料は1社のみで済むので返済手数料も含めた返済総額をかなり圧縮できるメリットも期待できます。
そして、1社から1社への借り換えでも、複数社から1社へのおまとめでも、より金利の低いところに乗り換えることで、毎月の返済負担を軽くすると同時に、利子負担額が減らせることによる返済総額の圧縮が借り換え利用での大きなメリットになると考えてよいのです。
「借り換え」のデメリット~返済長引いて負担増もある!~
借り換えの利用にはデメリットもあります。
デメリットとしてまず注意したいのは、毎月の返済負担は減ったものの、返済期間が長くなったことで結果として支払利息の合計が増えたことでの返済総額が大きくなってしまうことなのです。
たとえば、元金300万円として、毎月の返済額が13万円から8万円に減らせる借り換えローンを利用したとして、金利も年18%から15%へと低くなった一方で、返済期間が3年から6年に増えてしまうとしたらどうなるでしょうか?
借り換えのローン利用前では返済総額が462万円程度だったものが、借り換えローンを利用したことで返済総額が570万円にも増えてかなり返済総額が大きくなってしまうデメリットも場合によってあります。
それゆえ、借り換えの利用では、低金利に乗り換えて利子負担が減るのは大きな魅力となりますが、それに伴う返済負担の低減に関しては返済期間が長くならないように考える必要があります。
もう一つのデメリットとしては、より金利の低いカードローンへの借り換えとなることで、金利が高い現在のカードローンよりも審査が厳しくなってしまい審査に通過できないといったことになります。
たとえば、銀行カードローンは消費者金融カードローンよりも金利が低めとなるのが普通ですが、審査は消費者金融よりも銀行の方が厳しくなるのが一般的です。
借り換えローンのオススメ一覧!~借り換えは「利用目的」で選ぶ!~
借り換えローンを選ぶ際には、「現在のカードローンから借り換えるメリットが享受できるかどうか?」といった点が特に重視すべき条件となることに疑いはありません。
そこでここでは借り換えローンを選ぶ際に、特に注意したい“2つのポイント”を取り上げつつ、オススメしたい借り換えローンをご紹介入してみたいと思います。
自分の利用目的をしっかり考えた選び方をすると失敗がない借り換えができると思います。
「利用し易さ」で選ぶなら消費者金融の借り換えローンがいいでしょう
「どの借り換えローンがいいの?」「どの借り換えが自分に合っているのか?」といった上で、借り換えローンを選ぶ時には、結果として銀行の借り換えローンにするか?、あるいは消費者金融の借り換えローンになるのか?のどちらかに落ちつくことに疑いはありません。
そして、とにかく「少しでも早めに現在のカードローンから借り換えローンに乗り換えたい!」と考えているのなら、利用目的で優先させる点は“利用し易さ”ということになるのではないでしょうか。
大手消費者金融の「借り換えローン」あるいは「おまとめローン」は、審査にかかる時間が短くて、それだけ審査も柔軟になると言ってよいでしょう。
そのことから一般カードローンだけでなく借り換えのローンについても利用し易さが魅力となります。
また、消費者金融のローンは、年収が3分の1までしか融資を受けられない「総量規制」の対象となります。
が、「借り換えローン」や「おまとめローン」に限っては、総量規制の対象外となるので、年収の3分の1を気にしないで必要となるまとまったお金の融資を受けることが可能です。
上記の利用目的を満たせるオススメの大手消費者金融の「借り換えローン」「おまとめローン」をご紹介しておきます。
消費者金融「借り換えローン」 | 金利 | 融資額 | 返済回数 | 融資までにかかる時間 |
---|---|---|---|---|
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) | 年6.3~17.8% | 300万円まで | 1~120回 ※ 相談の上回数を決定 |
最短で当日融資 |
アコム『借り換え専用ローン』 | 年7.7~18.0% | 1~300万円 | 2~162回 | 最短で当日融資 (※ 郵送の場合は当日不可) |
アイフル『借り換えMAX』 (※ ただし当社を初めて利用される方のみ利用可) |
年12.0~17.5% | 1~500万円 | 120回 | 最短当日 (※ 郵送の場合は当日不可) |
アイフル『おまとめMAX』 | 年12.0~15.0% | 1~500万円 | 120回 | 最短当日 (※ 郵送の場合は当日不可) |
大手消費者金融の借り換え、あるいはおまとめのローンは、ほんどが「即時融資」に対応しているので、審査は迅速で簡易審査ともなって柔軟になると考えてよいでしょう。
それゆえ、利用のし易さでは大手消費者金融の借り換えローンに勝るものはありません。
ただし、これら大手消費者金融の借り換えローン、おまとめローンは「返済専用ローン」となることで追加融資は受けられないので注意してください。
「金利メリット」が利用目的なら銀行の借り換えで決まり!
借り換えローンを利用するいちばんの目的は、“金利の低いカードローンに乗り換える!”ことにあります。
そして、金利の低さに注目して“低金利メリットが目的!”となるなら、銀行の借り換えローンで決まりと言ってよいでしょう。
しかし、多くの銀行では借り換えローンやおまとめローンにそんなに力を入れていません。
そして、銀行で借り換えやおまとめローンとして利用できるのは、“おまとめ・借り換えOK”と謳っているカードローンやフリーローンとなる場合が多いのです。
使い道自由な「フリーローン」を“借り換え”や“おまとめ”として利用できるようになっている銀行は多いと言ってよいでしょう。
以下に借り換えにも利用できる銀行カードローンをご紹介しておきます。
銀行カードローン | 金利 | 限度額 | 借り換え・おまとめへの対応 | 融資までにかかる時間 |
---|---|---|---|---|
オリックス銀行カードローン | 年3.0~17.8% | 800万円 | OK | 当日融資も場合によって可能 |
イオン銀行おまとめローン・フリーローン | 年3.8~13.5% | 30~700万円 | OK | 1週間程度 |
楽天銀行フリーローン | 年1.9~14.5% | 800万円 | OK | 当日融資も対応可の場合あり |
東京スター銀行 スターワンバンクローン(おまとめローン) | 年5.8~14.8% | 1000万円 | OK | 最短3日 |
トマト銀行 借り換え専用フリーローン「ひとまとめ」 | 年4.8~13.8% | 50~800万円 | OK | 原則として当日融資は不可 |
トマト銀行や東京スター銀行などのネット銀行では、比較的積極的に「借り換えローン」を設定しているようです。
が、他の銀行、特に大都市銀行については借り換えローンやおまとめローンの設定をしていません。
他方で、あえて借り換えローンの設定をもうけなくても、銀行カードローンはおしなべて低金利となるので、“借り換え”として利用できます。
そのことから消費者金融カードローンから銀行カードローンに借り換えすれば低金利メリットを利用目的とした借り換えが実現できます。
そして、銀行の借り換え、あるいは銀行の一般カードローンを借り換えとして利用する大きなメリットは、「金利が低いところに乗り換えられる」との点に尽きると言ってよいのです。
ただし、金利が低くなる分だけ審査は厳しくなって借り難くなるのがデメリットと感じられてしまうかもしれません。
セブン銀行カードローンは借り換えにピッタリなの!?
最後に「銀行カードローンでもとても利用し易い!」との評判が高いセブン銀行カードローンを借り換えのローンとして利用した場合のメリットや魅力に関して考えてみます。
銀行カードローンとしてはかなり審査が柔軟で「申込者の6~7割程度が審査に通過できる」との利用者の口コミ体験談もあるセブン銀行カードローンで、もし借り換えでメリットがあればかなり魅力的な銀行カードローンになると思います。
「金利面」からみると借り換えメリットは高くない
借り換えローンを利用するいちばんのメリット、あるいは利用目的は、現在利用しているカードローン金利よりも低金利メリットが享受できるカードローンに借り換えることにあります。
その観点から言うと、セブン銀行カードローンの金利水準には低金利メリットをエンジョイできるのでしょうか?
まずはセブン銀行カードローンの金利水準と他のカードローンの金利水準との比較を見てみましょう。
カードローン | 金利水準 |
---|---|
セブン銀行カードローン | 一律年15.0% |
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) | 年4.5~17.8% |
アコム | 年3.0~18.0% |
アイフル | 年4.5~18.0% |
SMBCモビット | 年3.0~18.0% |
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 年1.8~14.6% |
三井住友銀行カードローン | 年4.0~14.5% |
住信SBIネット銀行カードローン | 年1.89~7.99% |
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)やアコムなどの消費者金融カードローンからセブン銀行カードローンに借り換える場合には低金利メリットが享受できる可能性はあります。
しかし、他銀行カードローンからの借り換えでは低金利メリットは得られないと言ってよく、その場合はセブン銀行カードローンは借り換えには利用できないと言ってよいでしょう。
「融資額」では借り換えメリットはかなり低い!
借り換えする場合に、複数社からの借り入れを借り換えによって一本化する、いわゆる“おまとめ”での利用目的では、セブン銀行カードローンを利用するメリットはどうなのでしょうか?
まずはセブン銀行カードローンと各社カードローンの融資額の比較表を見てみましょう。
カードローン | 融資上限額 |
---|---|
セブン銀行カードローン | 10万円・30万円・50万円 |
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) | 500万円まで |
アコム | 800万円まで |
アイフル | 500万円まで |
SMBCモビット | 800万円まで |
三菱東京UFJ銀行カードローン「バンクイック」 | 最高500万円 |
三井住友銀行カードローン | 最高800万円 |
住信SBIネット銀行カードローン | 最高1000万円 |
融資額の大きさでみると、明らかにセブン銀行カードローンは分が悪くなり、おまとめ目的での借り換えには利用できないと言ってよいでしょう。
それゆえ、セブン銀行カードローンの融資額でも借り換えする場合には、「50万円までの借り入れで今のカードローン金利が高いからもっと金利の低いカードローンに乗り換えたい!」といった、“プチ借り換え”の目的での利用は可能です。
セブン銀行カードローンは“借り換え”に不向きなのか?
セブン銀行カードローンについては、銀行カードローンとしては金利は高めです。
また、融資額に関しては最大50万円となるので、50万円までの借り換えとしては利用できます。
が、複数社からの借り入れを“おまとめ”の目的で借り換えする場合には、50万円の最大融資額では利用不可となるでしょう。
セブン銀行カードローンの金利について言えば、消費者金融カードローンから借り換えるとの条件では低金利メリットは得られます。
しかし、セブン銀行カードローンを借り換えとして利用する上での致命的な欠点は、やはり“融資上限額の低さ”です。
【こちらの記事も参考に】
年収次第で減額!?セブン銀行カードローンの利用限度額と審査基準
50万円までが融資上限では、わざわざ50万円程度を借り換えする意味そのものも低くなってしまうと言ってよいでしょう。
以上のことから、セブン銀行カードローンを借り換えの目的で利用するのはまず不可能と言ってよく、利用してもメリットはとても低いものになってしまうと言ってよいでしょう。
借り換えローンは低金利さと返済総額の圧縮にメリットあり!
借り換えのローンを利用するなら、現在利用しているカードローン金利よりも金利の低いところを利用しなければ意味がありません。
借り換えを利用する目的は、今よりも金利負担を軽くして、かつ返済総額を圧縮する点にあると言ってよいでしょう。
そのことから、逆に金利が高くなってしまうような借り換えはありません。
また、低金利のカードローンに借り換えして金利負担を低くできても返済総額が増えてしまうような借り換えは失敗となります。
それゆえ、借り換えでは金利は低くなったものの返済日数が長くなって結果として利息負担が増えて返済総額も大きくなってしまうような借り換えを避けることが賢い借り換えの選び方となります。