セブン銀行カードローンお客様確認手続きとは?本人確認手続きを知る
カードローンを利用するにはお客様確認手続きが絶対に必要と言われますが、セブン銀行のカードローンでは基本的には本人確認が行われません。
ただし、これには理由が有って、セブン銀行のカードローンの利用するにはセブン銀行の預金口座を開設することが必須であり、この預金口座の開設時に本人確認が行われることになっています。
預金口座の開設にはオンラインでの申込みと郵送による申込みの2つの方法が有り、それぞれ確認に利用出来る書類が決まっています。
また通常本人確認の一環として行われる職場への電話もカードローン申込時は基本的には行われず、必要な場合のみ行うということになっています。
セブン銀行のカードローンは本人確認なし?口座開設が前提
通常カードローンの申込みでは本人確認書類を提出することが必須で、審査では最も重要な確認が本人確認だと考えられています。
ところがセブン銀行のカードローンではこの重要な本人確認は行わないことになっています。
もちろんこれには理由が有ります。セブン銀行のカードローンの申込みは預金口座を持っていることが前提になっており、ネット銀行で窓口を持たないセブン銀行ではこの時点で本人確認を行うことになります。
預金口座を持つことによって、セブン銀行のダイレクトバンキングが利用出来るようになり、カードローンの申込みはこの中から行うことになるのでカードローン申込みでは再度本人を確認しなくても良いというわけです。
セブン銀行のカードローンでは本人確認は行われない
通常カードローンの審査は大まかに言って次の3点で行われています。
- 申込者が本人であることの確認
- 申込者に返済能力が有ることの確認
- 申込者が信用できる人物であるかの確認
返済能力と信用については重要なことが分り易いですが、実際にはこの3つの内最も重要なのは本人確認なのです。
もし本人以外にお金を貸してしまったら、もちろんお金は戻ってきませんし、全く関係のない人に返済を迫ることになりかねません。これは金融機関としては信用失墜につながる大問題です。
いい加減な審査で無関係の人に返済させようとするとすれば、誰であってもそんな金融機関とお付き合いはしたくなくなるでしょう。
こういう意味で本人確認というのは大変重要な確認で、普通のカードローンでは申込みにあたって本人確認のための書類を使った確認と、職場への電話による在籍確認の2通りの確認を行って本人かどうかを見極めています。
このように非常に重要視されている本人確認なのですが、セブン銀行の場合カードローンの申込みでは基本的に本人確認を行いません。
書類の提出も有りませんし、必要性が無ければ在籍確認のような電話も有りません。
セブン銀行のカードローンの利用は口座の開設が前提
もちろんこれには理由が有りますが、それを説明するには、セブン銀行の取引の仕掛けを理解しておく必要が有ります。
セブン銀行はいくつか存在するインターネット上で営業するネット銀行の1つです。ネット銀行というのは実店舗を持たず窓口もないのが普通で、セブン銀行には少数ですが店舗はありますがこの分類になっています。
このため店舗に代わる仕掛けが必要になり、これがインターネット上に用意されたダイレクトバンキングと呼ばれるものです。セブン銀行とのお付き合いはATMを利用する場合以外はほとんどこのダイレクトバンキングを通して行います。
もちろんカードローンの申込みも例外ではないので、カードローンを申し込むためには、まずダイレクトバンキングを利用出来る環境を整えなければならない訳です。
そこでセブン銀行のダイレクトバンキングを利用する方法ですが、そのためにはまずセブン銀行に預金口座を開設する必要が有ります。
預金口座を開設すればどこの銀行でも同じですがキャッシュカードが送られてきます。このキャッシュカードの記載に従ってログインすればダイレクトバンキングが利用出来るという仕掛けになっています。
本人確認は口座開設時に行われる
したがって本人確認はこの預金口座の開設時に行います。ここで他のカードローンと同じように本人確認のための書類を提示することによって確認が行われることになっています。
そしてダイレクトバンキングからしかカードローンの申込みができない訳ですから、セブン銀行としては口座の開設時に本人確認をしっかり行っておけば、カードローン申込時に再度本人確認を行う必要は無いと考えて良い訳です。
口座を持っていることを前提にするという仕掛けをうまく利用して余分な作業を省いていると言えるでしょう。
セブン銀行のオンライン口座開設時の本人確認方法とは?
そこでカードローンの申込みの前提になる預金口座の開設時で行われる本人確認について調べていくことにしましょう。この口座の開設には2通りの方法が有ってWeb上から行う場合と郵送で行う場合があります。
まずWeb上からオンラインで申込みを行う場合には、申込みを行ってキャッシュカードを受け取る段階で日本郵便の本人限定受取郵便の配達とともに行われることになっています。
この時点で利用出来る書類は日本郵便で決まっており、申込みを行う場合には事前に必要となる書類を用意しておかないと、受取りに手間取ってしまったりするので、十分気を付けなければなりません。
オンラインでの申込方法
カードローンの申込みはオンラインによる方法と郵便による方法の2種類が有りますが、途中までは同じです。
セブン銀行はネット銀行ですから口座の開設もWeb上から操作を始めます。セブン銀行のホームページを開くと口座開設ボタンが有りますから、それを押すとメールアドレスを入力するウインドウが開きます。
ここでメールアドレスを入力して送信すれば、折り返しセブン銀行から返信が有り、そこに口座開設申込ページへのリンクが記載されています。そのリンク先を開くと申込みが開始できます。
この時点で申込方法は2つに分かれます。そのままオンライン上で申込みを続ける場合と郵送のために口座開設用資料を請求する場合です。郵送による申込みについては後述します。
オンラインで申込む場合には、ここで必要事項を入力して送信します。これで申し込み手続きは終了です。この時点では本人確認書類は必要ありません。
口座開設申し込み修了後約1週間程度で本人限定受取郵便を利用してキャッシュカードが送られてきます。この時点で日本郵便の配達員が本人確認を行ってキャッシュカードを渡すことになります。
この本人確認で利用出来る書類は次の通りです。
次のうち1点
- パスポート
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 外国人登録証明書
- 運転免許証等
- 個人番号カード
- 官公庁等が発行した写真付き身分証明書
上記証明書が用意できない場合には次のうち2点
- 保険証
- 共済組合員証
- 国民年金手帳
- 学生証、会社の身分証明書等
詳細については日本郵便のホームページや郵便局で確認して下さい。
キャッシュカードが届くのが申込後1週間程度かかりますからそれまでに用意すれば良いのですが、あらかじめ用意しておくことをお勧めします。
またこの郵便は本人以外は受け取れませんので、到着時点で不在になると厄介ですから十分注意して、できれば配達時点で受け取れるようにしておきましょう。
郵便には普通郵便の他、書留郵便が有ることは良く知られていると思いますが、書留というのは印鑑を貰うことで確かに自宅に届けるものですが、本人限定受取郵便というのは本人確認を行って本人限定で届けるものです。
この郵便は誰でも利用でき、普通郵便料金に書留料金を加算し更に100円加算した料金が必要になります。個人的にはあまり利用する場面はありませんが、本人限定で何かを届けるような業者には大変便利なものになります。
今度この郵便を使って、個人情報保護や本人確認を省力化しようと考える企業は増えてくるのではないかと考えられます。
セブン銀行の郵送での口座開設時の本人確認方法とは?
次に郵送による口座開設の申込み方法を確認してみましょう。申込書を用意して、必要事項を記入し加えて本人確認書類を添付し、セブン銀行に送付します。
この場合には審査中に本人確認が行われることになり、キャッシュカード受け取りには手間がかからなくなります。もちろん申込時にはセブン銀行の指定する本人確認書類を用意する必要が有るので確認して用意しなければなりません。
口座開設に当たっては、本人確認の一環としてセブン銀行側から電話での確認が行われるので、この点にも注意が必要です。これは他のカードローン申込で行われる職場への電話と同じで、本人確認書類だけでは不十分な点を補うために行われます。
郵送による申込方法
オンラインの場合の口座開設申込ページへのリンクを開くところまでは同じです。郵送を希望する場合にはここで口座開設用資料を請求します。
口座開設用資料が届いたら申込書を記入して本人確認書類を添付してセブン銀行宛てに送付してください。これで申込みは終了です。
申込修了後10日程度でキャッシュカードが今度は簡易書留で送られてきます。簡易書留ですから開封は本人が行う必要が有りますが、送達時には本人確認は必要なく家族でも受け取ることができます。
どちらを選択するかは利用者次第で、どちらが自分にとって面倒にならないのかよく考えて選びましょう。
郵送での口座開設時に利用出来る本人確認書類
では郵送での申込みの場合に利用出来る本人確認書類はどのようなものなのかを確認しておきましょう。郵送の場合には本人確認はセブン銀行が行うのでオンラインの場合とは書類が微妙に違うので要注意です。
利用できる書類は次の通りです。この場合公的な証明書1点と公共料金の領収書など1点の合計2点の書類が必要です。
公的な証明書として利用出来るもの(コピー)
- パスポート(コピー)
- 運転免許証(コピー)
- 健康保険証(コピー)
- 在留カード(コピー)
- 住基カード(コピー)
- 年金手帳(コピー)
- 住民票の写し(原本)
- 住民票の記載事項証明書(原本)
- 印鑑証明書(原本)
公共料金の領収書などに利用出来るもの
- 固定電話料金
- 携帯電話料金
- 電気料金
- 水道料金
- NHK受信料金
詳細についてはセブン銀行のホームページで確認して下さい。
これ等の種類は申込書と同封して郵送しなければなりませんので、オンラインの場合のキャッシュカード受け取り時とは違うことに注意してください。
書類が揃っていなければ、再度郵送しなければならないため面倒になります。
本人確認書類を金融機関に送る方法は、以前は申込みをインターネットで行ったとしても書類は郵送やFAXで送ると言った方法がとられていて、審査時間にも影響が出ていました。
必要書類というのは申込者のほうもコピーを用意しなければならなかったりして面倒でしたが、金融機関側もどう受け取ればよいのか知恵を絞っていたわけです。
最近ではパソコンに画像を取り込んで申込み情報と一緒に送信できたり、スマホにアプリを提供して、それを実行すると申込み情報を入力後、カメラ機能を利用して本人確認書類を撮影して送るというような方法が提供されています。
口座開設について電話確認が有る
もう一つ郵送とオンラインとの違いは郵送の場合には、申込後電話での確認が有ります。
これはオンラインの場合には写真付きの本人確認書類を使って対面で確認できますが、郵送の場合はそれができないためです。
したがって、申込みを行なったら、申込書に記載した連絡先の電話に連絡が有るので、不在にならないように注意してください。
職場への電話の場合、ローンでの在籍確認は知られたく無いという人は多いですが、口座の申込みですから周囲の目を気にする必要も有りませんので、安心して待つことができそうです。
職場への電話は基本的には無し!ただし絶対とは言えない
カードローンを申込むと一般的に行われるのが職場への確認電話である在籍確認です。これは本来本人確認の一環として本人確認書類の確認とともに行われるものです。
ところがセブン銀行の場合には口座開設時に本人確認を行っているということで本人確認が省略されますから、この在籍確認についても基本的には行われることが有りません。
ただし、セブン銀行側では必要に応じて、電話での確認は実施することが有るとしており、場合によってはカードローンの申込後に在籍確認を目的とした電話連絡が行われる可能性は否定できません。
したがって可能性は低いですが、電話確認が有るかもしれないと考えて電話には注意するようにして下さい。
通常のカードローンは本人確認の一環として在籍確認が行われる
先ほども触れましたが、通常のカードローンでは本人確認の一環として職場に在籍確認というものが行われます。これは職場に電話がかかり、本当に申込書に書いた勤務先に申込者が在籍しているかを確認するものです。
理由は書類だけでの本人確認では、たとえ顔写真のある本人確認書類だったとしても、対面で確認することができないため、もう一つ別の方法で確認が必要になるためです。
なおこの確認は、申込者が本人であっても、審査で有利な判断を得るために勤務先を偽る場合が有るため、それを防ぐ意味でも使われています。
利用者側から見ると、職場の周囲にローンを利用していることを知られてしまう可能性が有るため、大変嫌われている確認ですが、金融機関側から見るとどうしても必要な確認でなかなか無くすことができないものです。
最近では別途社員証などの書類を提出することで代替手段を提供している場合も有りますが、そういうものはごく少数で、大部分のカードローンでは現在でも在籍確認が行われています。
セブン銀行カードローンは在籍確認が基本的にない
ところがセブン銀行カードローンでは申込時にそもそも本人確認が行われません。このため在籍確認というものは基本的には有りません。
口座開設時に行われるのはオンラインの場合はキャッシュカードの受取りに書類の提示と本人受取りによる本人確認が行われますが、在籍確認のような電話での確認はありません。
ただし、郵送の場合にはやはり対面での確認ができませんから電話での確認が有ります。
在籍確認の有無でカードローンを選ぶべきではない
在籍確認を避けることができるという点でセブン銀行のカードローンを選ぼうと考える人もいるかもしれません。確かにそういう選び方も無い訳ではありませんが、あまりお勧めできるカードローンの選び方ではありません。
カードローンと言うのは自分の使い勝手が良いものが自分にとって良いカードローンです。こういうカードローンに出会えれば、より長くおつきあいができます。
しかし使い難いカードローンを選んでしまうと、そう長くは使っていられませんから、短期間で別を考えるようになります。
カードローンの使い勝手の判断は在籍確認の有無ではわかりませんから、もっと実際に使う場面を想定して、自分の要求を満たすのか満たさないのかという本質的なことで選ぶべきです。
選んだ結果がセブン銀行のカードローンだと言うのであればお勧めできるカードローンだと言えますが、そうでなければ、やはりそちらを申込んだほうが良いのです。
カードローン選択の判断基準を間違えないように十分注意するようにして下さい。
ここでセブン銀行カードローンの本人確認手続きについて纏めておきます。
- セブン銀行カードローンの申込みでは本人確認は行われない
- セブン銀行カードローンの申込みの前提は口座開設
- 口座開設にはオンラインと郵送の2通りありそれぞれ別の本人確認方法が有る
- セブン銀行カードローンの申込みでは通常在籍確認も行われない
カードローンを利用するにはいずれかの段階で本人確認は必要です。セブン銀行の場合本人確認の時期が他とは違うので注意して利用してください。